お盆や夏休みの時期、去年までは国内や海外に旅行に行っていた人も多いのではないだろうか。

政府もGoToキャンペーンなどで需要喚起を図っているが、国内旅行のキャンセルなども相次ぎ、経済と医療の両立はまだまだ先が見えていない状況だ。

そんななか、この新しい生活様式に対応した旅行サービスや、おうちで楽しめるレジャーサービスが注目を集めている。

今回、外出規制下でも自宅で楽しめるサービスをいくつか紹介する。

  • Google Earth VR
  • オンラインお化け屋敷
  • オンライン祭り
  • オンラインライブイベント
  • バーチャル高校野球

Google Earth VR

Google Earth VRとは、これまで2次元でGoogleが提供していたGoogle Earthを、VR技術により3D化して世界旅行を楽しむことができるサービス。

VRデバイス・ヘッドセットやスマートホンがあれば利用可能となっており、ユーザーは、VR空間に現れる地球儀の中から、行きたいところにコントローラーでカーソルを合わせるとその場所に飛ぶことができる。

2017年には、ストリートビュー機能も追加されており、世界各地を歩き回ることが可能になっている。

お盆での帰省自粛や夏休みの旅行をキャンセルせざるを得ない状況が続いている中、すぐに準備ができる装備だけで世界中を旅行できる同サービスを使ってみてはいかがだろうか。

オンラインお化け屋敷

今回紹介するのは、東京都杉並区方南町を拠点とする方南町お化け屋敷オバケンがAirbnb上で展開しているSTAY HOMEなホラー体験。
「まなご 何かが起こる?オカルトオタクによる曰く付きの幽霊画紹介」は、国内どこからでも参加可能なオンラインお化け屋敷。

ビデオチャットアプリZOOMを使用しホストとゲストがバーチャルで繋がり1度に8人までの参加が可能となる。

同ホラー体験はホストとなるオカルトオタクの朝倉諭がゲストに向け「日本の幽霊画」についてレクチャーをする所から始まる。

オカルトオタクである朝倉は骨董市から手に入れた曰くつきの幽霊画を紹介するが、ゲストはいつの間にかリアルタイムで起き続ける恐怖に巻き込まれていくという。

9月からは同作の海外バージョンもスタートさせる予定としている。

オンライン祭り

祭りで町おこしに取り組む東京の「オマツリジャパン」は、8月15日に、徳島「阿波おどり」や群馬「桐生八木節」など八つの祭りにオンラインで参加できるイベントを開催する。

祭りを主催している団体と連携し、ZOOMを通じて盆踊りや阿波踊りなどのレッスンを受けることができる。

また、各地域を代表するお祭りご飯など、お祭り気分を再現するため、地場食材や地酒がサイト上の「オンライン横丁」で販売される。

夏祭りや花火大会の中止が相次いでいるが、今夏は安全にリモートでお祭りを楽しんでみるのもいいだろう。

オンラインライブイベント

チケットぴあサイトでは、豊富な種類のフェスや音楽ライブ、舞台や演劇などのオンライン視聴チケットが販売されている。

公演会場はPIA LIVE STREAMで行われ、Official髭男dismやサカナクション、いきものがかりなどの有名アーティストのライブ配信を楽しむことができるという。

インターネット環境があれば、スマートフォンやパソコンなどでも楽しめるが、ミラーリング機能などを使えばTVで大画面での生配信ライブを楽しむことも可能だ。

初めてオンラインでのライブ開催を実施するアーティストも多いので、その意味でも視聴者も新鮮な体験をすることができるかもしれない。

バーチャル高校野球

朝日新聞社は、朝日放送テレビ運動通信社が運営するスポーツメディア「SPORTS BULL」内で展開する「バーチャル高校野球」にて、8月10日に開幕する「2020年甲子園高校野球交流試合」の全16試合をライブ中継している。

甲子園交流試合のライブ中継を、スマートフォン、PC、タブレットで、いつでもどこでも視聴可能で、今回、KDDIによる技術協力のもと、360°カメラを設置し、阪神甲子園球場で観戦しているような臨場感あふれるVR映像も提供されている。

360°カメラは阪神甲子園球場のバックネット、 一塁側と三塁側ベンチ横の3箇所に設置し、観たいアングルから観戦が可能だ。

利用者は、サイト上のページから応援している地域や学校の球児たちへ、今、伝えたい思いやエールを送ることもできるとしている。

ニューノーマルに対応したサービスは今後も続々と登場してくるだろう。

サービスや技術が時代とともに進化していく一方、我々ユーザーも時代にあった生活様式に上手く適応していかなければならないのかもしれない。