ニューヨークの国際折り紙作家である矢口太郎氏が率いるアメリカで唯一の折り紙スタジオ「タローズオリガミスタジオ」が、商業用バンを改造した「移動式折り紙スタジオ」の導入に向けたクラウドファンディングキャンペーンを8月1日より日本と米国で同時に開始した。
アメリカでは、新型コロナウイルスパンデミックのため、「折り紙スタジオ」のような、生活に必須でない、すなわちノンエッセンシャルの対面型サービスは提供は極めて困難な状況になっているという。
同スタジオでは、折り紙製品のオンライン販売や、オンラインレッスン・クラス・イベントの利用者は急増している状況だが、ドロップイン(折り紙体験)コーナーや先生による直接のレッスンを含む物理的なサービスについては待っても客が来ないという状態であり、この状態はすぐには解消しそうにないとのことだ。
このため、同スタジオは、ブルックリンの店舗を8月末で閉店することを決定し、新しい形として、移動式の改造バンを移動式スタジオとして導入し、積極的に外に出ていく形態に移行することを決定。
折り紙作成及びデザインについては、引き続きサービスを継続するとしている。
今回のクラウドファンディングキャンペーンは、その移動式折り紙スタジオ、すなわち移動式改造バンを導入するためのキャンペーンだという。
アメリカ在住日本人の矢口太郎氏が主宰し、実績のある折り紙スタジオを時代に応じたサステナブルなものとして生き残らせるためのプロジェクトとして実施される。
日本にも多くの支持者がいるため、アメリカでの活動を日本から応援してもらうため、アメリカだけでなく、日本でも同時にキャンペーンを開始するに至ったとのことだ。
キャンペーン支援者には、アマゾンベストセラー・アマゾンチョイスにも選ばれた現在アメリカでしか手に入れることのできない「タローズオリガミスタジオ」ブランドの折り紙や、英語でのビデオレッスンへのアクセス権、矢口太郎氏の今年6月の新刊本(英語)をリターンとして用意。
また、ニューヨークの指定場所に移動式折り紙スタジオを派遣する権利などを手に入れることができるとしている。