Instagramは、利用者やクリエイター、そしてビジネスがInstagram上で短尺動画を作成したり発見できる新機能「リール(Reels)」を発表した。

リールでは、音やARカメラエフェクト、その他の新しいクリエイティブツールを使って動画を撮影・編集し、最大15秒の短尺動画の作成が可能。流行のダンスに挑戦する、興味を持っているテーマについて伝えるなど、動画を通じて他の利用者を楽しませながら、新しい方法で自分を表現することができるという。

リールはフィード内でシェアできるほか、公開アカウントから投稿すると発見タブ内の専用スペースに表示される動画の候補となり、多くの利用者に表示される可能性がある。なお、非公開アカウントからの投稿であれば、そのアカウントのフォロワーにだけ表示されるとしている。

リール動画の作成は、Instagramでカメラを開き、最下部にあるメニューから【リール】を選び、画面左側にさまざまな編集ツールが表示される。これを使ってリール動画を作成できるとのことだ。

主な機能は以下の通り。

オーディオ:Instagramミュージックライブラリで曲を検索し、リール動画に追加できる。なお、楽曲の商用利用についての権利上の制約のため、ビジネスによってはInstagramミュージックライブラリにアクセスできない場合がある。

ARエフェクト:インスタグラムと世界のクリエイターが手がけた豊富なエフェクトをエフェクトギャラリーから選んで動画に追加できる。

タイマーとカウントダウン:タイマーを設定し、クリップをハンズフリーで録画が可能。録画ボタンを押すと、3-2-1のカウントダウンが始まる。

位置合わせ:次のクリップを撮影する前に前のクリップの被写体の位置を表示し、位置を合わせやすくする。これにより、衣装替えなどの遷移がスムーズになるという。

スピード:動画や音声の一部を選択して再生を速く、または遅くできる。

リール動画を作るには、複数のクリップを1つずつ撮影してつなぎ合わせることも、すべてを一度に撮影することも、ギャラリーにアップロードした動画を利用することも可能。

最初のクリップを録画するには、撮影ボタンを長押し。撮影中は、画面最上部に進行状況のインジケーターが表示され、撮影を停止すると、そこまでの映像が1本のクリップになるという。

一部のリール動画には【注目】ラベルが付いており、Instagramのキュレーターたちが楽しさや独創性で選んだおすすめのオリジナルコンテンツも表示される。

同社は、リールがビジネスにとってInstagramコミュニティとつながる新たな方法になることを願っているとしている。