Androidが、デバイスからコンテンツを互いにすばやく共有するNearby Shareをリリースした。
同機能は現在、Android 6.0以降のスマートフォンに導入されており、プライバシーを保護しながら、ファイル、リンク、写真などを簡単に周囲の人々と共有できるという。
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これにより、友人や近くの人と何かをすばやく共有したい場合に、タップするだけでコンテンツを共有できる近くにあるデバイスのリストを表示することができ、受信者を選択すると、ファイルを受け入れるか拒否するかのオプションが通知される。
また、Nearby Shareは、Bluetooth、Bluetooth Low Energy、WebRTC、またはピアツーピアWiFiを使用して高速かつ簡単に共有できる最適なプロトコルを自動的に選択。完全にオフラインの状態であっても共有は可能であるとしている。
プライバシー面に関しては、ファイルを匿名で送受信できるため、連絡先情報の交換について心配する必要はないという。
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スマートフォンのクイック設定からいつでもプライバシー設定を調整でき、「非表示」や「一部の連絡先」、「すべての連絡先」に表示する設定を選べるため、不要なファイルを受け取ることはないとのことだ。
なお、今後数か月以内に、Nearby ShareはChromebooksで動作するようになるため、AndroidスマートフォンとChromebookの間でファイルをすばやく共有が可能となる。
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Chromebookには、インスタントテザリングなど、特にAndroidで適切に機能する機能がすでにあり、NearbyShareを使用すると、AndroidとChromebookの連携がさらに強化されるとのことだ。
Googleは、今後数週間、引き続きパートナーと協力して、Androidエコシステム内のスマートフォンをもっと近くに共有できるようにするとしている。