積水ハウスとマリオット・インターナショナルは、地方創生事業「Trip Base(トリップベース)道の駅プロジェクト」にて、25道府県の自治体および34社のパートナー企業と事業連携を行うと発表した。
また、地域の知られざる魅力を渡り歩く旅の拠点となるホテル「フェアフィールド・バイ・マリオット」を10月から、年内にまずは4府県8カ所で開業するという。
Trip Base道の駅プロジェクトとは、「未知なるニッポンをクエストしよう」をコンセプトに、地域や自治体、パートナー企業とともに、観光を起点に地域経済の活性化を目指す地方創生事業。「道の駅」を拠点に、「地域の知られざる魅力を渡り歩く旅の提案」を通して、地方創生の一助となることを目指しているとのことだ。
これまで“旅の通過点”だった道の駅を、隣接したエリアにホテルをつくり、地域の観光資源をネットワーク化することで、地域の魅力を渡り歩く“旅の拠点”に変えていくという。
そのために、地域や自治体、パートナー企業と連携し、地域の知られざる魅力の発掘をはじめ、道の駅発のアクティビティ開発や地域の雇用、新しい人の流れの創出など、各地域が抱える社会課題の解決や観光活性化に向けた様々な取り組みを進めていくとしている。
また、「フェアフィールド・バイ・マリオット」は、シンプルにゆったりとくつろぐことのできる宿泊特化型のホテルとなっている。食事や土産などは道の駅をはじめ地域の店舗を利用してもらうことで、地域の人々との交流や道の駅との往来を促す設計となっている。
同プロジェクトは、積水ハウスがプロジェクトマネジメントを担当。金融機関および観光産業支援に特化したファンド等が出資する同プロジェクト専用のSPCが事業主となり、マリオット・インターナショナルがホテル運営を、積水ハウス子会社がホテル経営を担う。
2018年11月から事業を開始し、10月に渡り歩く旅の拠点となるホテルを開業する。また、7月30日から、各地域の魅力を渡り歩く旅のヒントを集めた「Trip Base 道の駅プロジェクト」公式WEBサイト「TRIP BASE STYLE」の公開を開始し、8月1日から、ホテルの予約も開始するとのことだ。