KDDIは、日本マイクロソフトが提供するMicrosoft 365、Office 365におけるチームコラボレーションツール「Microsoft Teams」で、固定電話の発着信が可能となるクラウド型の電話サービス「Cloud Calling for Microsoft Teams」を、7月28日から提供開始すると発表した。

同社は、「Microsoft Lync」、「Skype for Business」などの導入企業に対して、チャット、ビデオ会議、音声通話などを組み合わせて利用することができるコミュニケーション環境を構築している。

同サービスは、KDDIの音声コミュニケーション基盤とMicrosoft Teamsを連携することで実現したクラウド型の電話サービス。

オフィスへの電話回線の引き込みや宅内機器の設置工事などを行うことなく、固定電話の利用環境を迅速に構築できるという。

Cloud Calling for Microsoft Teamsの特長として以下が挙げられている。

フレキシブルな働き方の実現
固定電話を統合することで、業務に必要なすべてのコミュニケーションが、Microsoft Teamsで実現可能に。電話対応のための出社などが不要となり、ワークスペースを問わない働き方の実現にも寄与する。

簡単な電話サービス導入
電話回線の引き込みや宅内装置の設置無しに、外線電話を利用することが可能。また、固定電話の発着信に加え、転送やグループ通話など電話に必要な機能を備えているという。

提供・問い合わせ窓口を一元化
音声通話の運用保守をKDDIに一本化することが可能。クラウドライセンスからデバイスまでKDDIがワンストップで提供するため、企業内での管理・運用負荷を削減できる

また、同サービスは、KDDI固定電話サービスとの通話料金が無料のため、社内や取引先との通話をリーズナブルにでき、コスト面での負担を軽減できるとしている。

同社は、今後も業務上のコミュニケーションツールの統合と固定電話のDXを促進し、ウィズ・アフターコロナ時代の新しい働き方の実現に向けてユーザーや顧客をサポートしていくとしている。