GMOインターネットグループでインターネット上の集客サービスを展開するGMO TECHは、不動産賃貸領域におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)を支援することを目的とした新会社、GMO ReTechを7月29日に設立すると発表した。

GMO ReTechは、賃貸オーナー・入居者向けのアプリケーションプラットフォームや、不動産賃貸手続きにおける契約の電子化サービスなどの不動産テック事業を「GMO賃貸DX」として展開するという。

また、「賃貸運営を楽にする」をミッションに掲げ、より便利な賃貸運営の実現に寄与していくとのことだ。

昨今、不動産の分野における電子契約サービスの利用をはじめ、ITの利活用が進められている。

また、新型コロナウイルス感染拡大を受け、VR技術を用いたオンライン内見サービスなど、不動産領域の業務にテクノロジーを掛け合わせた「不動産テック」に期待が寄せられており、今後もITの利活用は浸透していくと考えられているという。

こうした中で、GMO TECHは、これまでのインターネット集客支援事業で培った技術力を「不動産賃貸領域」という新たな分野に投入することとし、GMO ReTechの新たな設立に至ったとしている。

さらに同社は、不動産テック事業を推進するGMO ReTechの設立を皮切りに、今後DXを支援するSaaS型のサービスを提供することで、DXカンパニーへと変革することを目指し、GMO ReTechを通じて不動産賃貸分野のデジタルシフトを推進していくとしている。