朝日新聞社は、朝日放送テレビと共同で、運動通信社が運営するスポーツメディア「SPORTS BULL(スポーツブル)」内で展開する「バーチャル高校野球」にて、各地方で開催される高校野球独自大会を1,000試合以上ライブ中継すると発表した。

今夏はライブ中継に加えて、試合後も選手たちが自身の戦いぶりを見ることができるよう、試合中のすべてのプレーが見ることができる「ノーカット動画」の配信も実現するとのことだ。

なお、ノーカット動画は、ライブ中継した試合を後日配信する予定であるとしている。

また、今春の選抜高校野球大会に出場予定だった32校を甲子園球場に招いて8月10日より開催する「2020年甲子園高校野球交流試合」の全16試合も、バーチャル高校野球でライブ中継を実施。

3年目を迎えたバーチャル高校野球とスポーツブルの連携を強化し、選手たちが懸ける一球一球の全力プレーを、球児の家族や友人、指導者、ファンに届けるとしている。

なお、今回ライブ中継されるのは、各都道府県で開催される高校野球独自大会。大会の多くが無観客での開催となっていることから、約1,000試合のライブ中継を予定しているとのことだ。

バーチャル高校野球は、高校野球を動画やニュースでいつでもどこでも楽しめるサービスとして、2015年に、朝日新聞社と旧朝日放送(現朝日放送グループホールディングス)が共同で開始。

全国高校野球選手権大会をはじめ、国民体育大会の特別競技である高校野球競技(硬式)や明治神宮野球大会などのライブ中継を中心にコンテンツを拡大し、昨夏の高校野球シーズンには累計約2.8億PV、約2,350万UBを達成しているという。