Google の広告と分析の統合型プラットフォームであるGoogleマーケティングプラットフォームは、Swirlを世界中のすべてのディスプレイ&ビデオ360ユーザーが利用できるようにしたと発表した。

Swirlは、2019年にベータ版を公開されている広告フォーマット。今回、これが全世界で利用可能になったとのことだ。

Swirlを使用することで、広告内のクリエイティブを回転、ズーム、拡大でき、消費者は製品を目の前にあるかのように利用できるという。また、ブランドや企業は、行動の変化、新しいテクノロジーのパフォーマンス、独自の製品機能などを説明できるとしている。

同社は、様々な企業のSwirlを使用し作成したキャンペーンを紹介しており、日産スペインがクリエイティブエージェンシーQRealと提携し、Swirl広告を作成した事例なども紹介している。

SUV「Qashaqai」の新機能を紹介した3Dクリエイティブによって、日産のエンゲージメント率は、自動車業界のリッチメディアによるベンチマークの8倍であったとのことだ。

そのほかにも、adidas Latin AmericaがEdgeDNAと作成したSwirl広告は、リッチメディアベンチマークより4倍のエンゲージメント率をもたらしたという。また、3Dクリエイティブにより、コロンビア市場での広告費用対効果(ROAS)は2.8以下になったとしている。

Swirl広告の作成を開始するには、事前に作成された3DアセットをGoogleのオーサリングツールであるGoogle Web Designerにアップロードすることで使用可能であるという。

また、ブランドや代理店は、Googleの3DプラットフォームPolyを使用して、没入型ディスプレイ広告で使用する高品質の写実的なモデルを編集、構成、公開することもできるとのことだ。