Googleは、Universal Brand Development、Amblin EntertainmentおよびLudiaの3社と協力し、「ジュラシック・ワールド」から10の恐竜たちをARで再現すると発表した。

モバイルデバイスからGoogleで恐竜を検索し、【3D表示】をタップするだけで3Dの恐竜を呼び出すことができる。指で回転させたり、拡大させたりして間近で恐竜の詳細を確認することも可能で、周囲の物の大きさと恐竜のサイズを比較できるAR機能も。

また、Android端末では、音量を上げて恐竜の足音や鳴き声を聴くことができるとしている。

なお、ARで表示できるジュラシック・ワールドの恐竜は、ティラノサウルス、ヴェロキラプトル、トリケラトプス、スピノサウルス、ステゴサウルス、ブラキオサウルス、アンキロサウルス、ディロフォサウルス、プテラノドン、パラサウロロフスになっている。

今回、検索で表示されるAR恐竜は、そのモデルにLudiaが制作するゲーム「Jurassic World Alive」のテクノロジーを採用し、世界的にも最もリアルなAR恐竜の一例になっている。

以下の動画にて、3D モデリング、テクスチャリング、アニメーションなど、 AR のブラキオサウルスがどのように制作されているかを紹介。

今回、犬やペンギンなどといった既存のAR動物とは異なり、AR恐竜は「巨大さ」という新たな技術的な課題を開発チームに突きつけたという。

そこで、Auto Scale機能という、同じ空間内におけるスマートフォンと平面の距離を自動的に計算し、恐竜がスマートフォンの画面に収まるように大きさを自動調整する機能を新たに導入。

【実物大で表示】をタップすると、AndroidのARトラッキングテクノロジーが空間内で恐竜を自動的に再配置し、表示スペースを確保するとのことだ。

なお、Google検索の恐竜ARは、AndroidとiOS搭載端末で利用できる。同社は、録画オプションを使用して、AR動画を作ったり、映画「ジュラシック・ワールド」のシーンを再現したり、遊び方の可能性は無限であるとしている。