Instagramは米国時間の6月23日、Instagramのショッピング機能を利用する際の要件を改訂すると発表した。
利用要件の改定により、オリジナルグッズを販売したいミュージシャンやファッション雑誌、プロデュースした化粧品を売りたいインフルエンサーなどが新たにショッピング機能を利用できるようになるという。
これは、コマースポリシーに準拠している商品が1つ以上あり、要件を満たすビジネスアカウントまたはクリエイターアカウントであれば、ショッピング機能を利用して顧客をeコマースサイトに誘導し、購入へとつなげることができるとのことだ。
また、より信頼性の高いショッピング体験を利用者に提供できるよう、販売者(ビジネスやクリエイター)は、Instagram上の投稿でタグ付けするアイテムを、自社が管理する単一のeコマースサイトで販売している商品に限定することが求められるようになるという。
同時に、ショッピング機能を導入する際のフローを更新し、ショッピング機能を利用可能なアカウントの種類を分かりやすく説明するなど、Instagramを活用してビジネスを成長させたいと考えているブランドやクリエイターに対して、より明確なガイダンスが表示されるようになる。
ショッピング機能を利用するための要件が満たされると、リクエストを送信して審査を受けることができ、審査が終了するとInstagramから通知が届く。
なお、これまでは審査に通らなかった場合は理由が表示されないために原因が分からず、販売者側がどのような点を改善する必要があるのかが不明確となっていた。
利用要件が改訂される7月9日以降にショッピング機能の審査をリクエストすると、承認されなかった場合はその理由がアプリ内に表示されるようになり、異議を申し立てて再審査のリクエストをすることも可能になるとのことだ。