楽天は6月2日、イベント主催者やアーティストなどのコンテンツホルダーである事業者を対象に、チケット予約・販売サイト「楽天チケット」と動画配信サービス「Rakuten TV」を組み合わせ、オフラインとオンライン同時開催のハイブリッド型ライブイベントを支援するソリューションを提供開始すると発表した。

事業者は同ソリューションを利用することで、楽天からの支援をワンストップで受けられ、オンラインでのチケット販売からオフラインイベントのライブ配信までをスムーズに実現できるようになるという。

これにより、オフラインでの観客数を限定しながらオンラインでは大規模にライブ配信をしたい場合、双方同時にチケットを販売し、効率的かつシームレスにリアルイベントおよびライブ配信へと集客することが可能となる。

ユーザーにとっては、チケットの購入からライブ配信の視聴まで、楽天IDひとつで行うことができ、また、チケット購入時には、「楽天ポイント」を貯めたり、使ったりすることもできるという。

楽天は、同ソリューションの一環として、楽天会員からなる顧客基盤に基づく消費行動分析データの活用などを通じて、イベント主催者やアーティストの販促活動も支援。

楽天グループの持つサービスやノウハウを同ソリューションと組み合わせて提供することで、イベント主催者やアーティストなどの収益多様化を図るとのことだ。