東京都が政府の緊急事態宣言後からの休業要請緩和のためのロードマップを発表。現在いる位置をステップ1としてまでの4段階を設定し、2週間を目安に徐々に休業要請を段階的に緩和していく。
早くても25日には政府から緊急事態宣言が解除されると見られる東京都だが、25日に解除された場合には26日の0時からステップ1に移行。博物館・美術館・運動施設等が一部営業を再開する他、現在夜8時までと要請している飲食店の営業時間を夜10時まで延長する(酒類の提供も夜10時まで)。
さらに徹底的な感染対策をした上であれば、50人規模までのイベント開催も許可される。
また、都立学校に関しては週1回2時間程度の通学からの分散登校から開始し、段階的に再開していくとのことだ。
なお、ステップ3まで移行してもライブハウスや接待を伴う飲食店、カラオケ、ジムなどクラスターが発生しやすい職種に関しては継続して営業自粛を求めるとしている。
また、緊急事態措置等の緩和・再要請を検討するため新規陽性者数や経路不明感染者割合や、週単位の陽性者増加比など、7つのモニタリング指標を設定したことも発表。緊急事態宣言の解除後、こうした指標の状況を都民にわかりやすく示すため、東京湾のレンボーブリッジにて7つの指標を象徴するライトアップ20〜24時まで実施する。
逆に状況が悪くなり、「東京アラート」が発動した時はレインボーブリッジは赤一色でライトアップされるとのことだ。
小池都知事は、会見内で「戦後最大の危機への対策を逆に改革へとしていきたい」と発言。
「新しい日常」として、時差出勤やリモートワークを引き続き行うことを推奨し、そのためのサポートも推進していくとした。