207が、東京都⽬黒区、渋⾕区、品川区の⼀部でギグワーカーを活⽤したデリバリーサービス「スキマ便」を開始したことを発表した。

スキマ便は、同社独⾃のシステムを活用した新しい宅配サービス。従来の宅配作業は、荷物を受理した配送員自身がルートを定めるため配送効率に差が出ていたが、スキマ便は同社が開発した独⾃システムであるTODOCUサポーター(※)の技術を応⽤することで、ルートに不慣れな人や宅配初心者であっても効率的な宅配が可能となるという。

同サービスの特徴として、初心者でも効率的な配送が可能な配送システムとなっていることや、電動⾃転⾞等の次世代型モビリティを主軸とし、ガソリン車と比べエコで道路事情に左右されにくい、スピーディな配送を前提に設計されている点が挙げられている。

また、「荷物宅配」と「出前宅配」の両方に対応している点や、夜間配達サービスの提供もあるとのことだ。

新型コロナウイルス感染症の影響を受け、消費者は⾃宅で過ごす時間が急増している現在、通販や出前の利用へシフトしたこともあり、比例して配送・宅配の需要は急激に伸びているという。

しかし、物流業界は⼈材不⾜であるという課題を抱えている。同社は、こうした課題や社会問題を解決するため、同サービスの提供に至ったとのことだ。

今後も、物流会社・飲食店・小売店などを中心にサポートし、物流業界の人材不足に寄与していくとしている。

(※)同社運営中の配送員向け専用アプリ。配送先に事前に在宅・不在を確認できる機能を有し、配送効率の改善や再配達問題の解消を目的に作られた。全国の配送員の配送効率化に活用されている。