ソフトバンクグループとソフトバンク、ならびにヤフーの3社が共同出資するPayPayが、スマホ決済サービス「PayPay」のアプリ内で注文を事前に完了し、店舗で商品を受け取ることができる事前注文サービス「PayPayピックアップ」の提供開始に向け、5月1日からPayPay加盟店を対象に、申込みの受付けを開始すると発表した。

なお、提供開始については2020年6月以降を予定しているという。

PayPayピックアップは、店頭持ち帰り商品を提供する飲食店と、その飲食店のテイクアウトを利用するユーザーを対象としたサービス。自宅や学校、オフィス等どこからでも、PayPayを通じて注文でき、店舗で待たずに商品を受け取れるモバイルオーダーサービスとなっている。

効率的に商品をテイクアウトでき、店内での滞在時間や他の来店客との接触を最小限に抑え、新型コロナウイルス感染症などの感染拡大防止にもつながるという。

また、キャッシュレスによる決済業務の負担軽減や販売機会の拡大、自らアプリ開発をしなくてもモバイルオーダーサービスが実現できるなどのメリットがあり、注文した人が現れないことによる代金の未回収リスクも回避できるとしている。

同社は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、テイクアウトなどの中食のニーズが高まる中、多くのユーザーと飲食店がPayPayピックアップを利用することを目指すとのことだ。