ヤフーが提供する事業者向けサービスのデータソリューションでは、新型コロナウイルス感染症対策としての外出自粛の影響分析などに役立つよう、同社が保有するデータをもとにした東京23区への来訪者数(推計値)等の日次データを、オープンデータとして公開したことを発表した。
週末の外出や近隣県との往来自粛の呼びかけを受け、同社は、3月30日に、3県(埼玉県、千葉県、神奈川県)から東京都への来訪者数(推計値)の変化を調査したレポートを公開。
同データは、東京23区を対象とし、区ごとに、日次の区外からの来訪者数と居住者の人数を推計したもの。なお、「出典:ヤフー・データソリューション」と明記することで誰でも利用できるという。
また、同データに関しては、Yahoo! JAPANが提供するアプリ上で位置情報の提供に同意を得たデータを元に、同社が推計したものであるとのこと。
今回公開したデータを含め、ヤフー・データソリューションは、ユーザーのデータを統計データとしたうえで、分析からわかったことを提供するサービスであり、個人を識別できるデータ (パーソナルデータ) については、外部に提供することはないとしている。
同社は、今後も新型コロナウイルス感染症対策やその影響の分析に役立つ調査レポートやデータの発信を行っていく予定とのことだ。