電通、および国内電通グループ10社は、「Dentsu Commerce Room」を発足し、デュアルファネル®(※1)全体をカバーするコマースソリューション(※2)の提供を開始したことを発表した。

デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展により、製品というモノだけでなく、体験・コミュニケーションを含めたコト(買い物体験)を提供していくことが急速に求められるようになってきているという。

大きく変化している生活者の買い物体験を基点とし、広告から売り場への誘導、商品購入者の再購入促進まで、オンラインとオフラインを一貫して購買を最大化するソリューションのニーズが高まっているとのことだ。

国内電通グループは、このようなニーズに対応するため、グループ各社が有するコマースソリューション情報を一元的に取り扱うグループ横断組織として、「Dentsu Commerce Room」を発足するに至ったとしている。

Dentsu Commerce Roomでは、グループ各社が培ってきた専門的なソリューションを組み合わせ、ワンストップの顧客体験(CX)をプランニング、実施することでブランドの売上の向上を目指す。

また、オンラインとオフラインを横断して収集した各種データを「People Driven DMP®(※3)」で統合・分析し、クリエイティブチームと連携することで、より良いCXのデザインを実現していくとしている。

※1 企業が抱える「新規顧客の獲得」「既存顧客の育成」という2つの課題への対応を一本化し、連携してマーケティングROIの向上を実現するソリューション。
※2 オンライン/オフラインに関わらず、ITを活用した消費者の買い物体験の最適化を目指すマーケティング活動の総称。
※3 People Driven DMP®は、PCやスマートフォン由来のオーディエンスデータと、テレビの視聴ログデータ(STADIA)、WEB広告接触データ、OOH広告接触データ、ラジオ聴取ログ、パネルデータ、購買データ、位置情報データ等を人(People)基点で活用することができる、People Driven Marketing®のデータ基盤。