楽天は、運営する配送サービス「Rakuten EXPRESS」において、両備ホールディングスと連携し、同社の子会社である東備バスのバス路線網を活用した、貨客混載による配送を、2020年3月11日より、岡山県岡山市および瀬戸内市で本格提供開始したことを発表した。
同サービスでは、「Rakuten EXPRESS」で運ぶ荷物を、東備バスが運営する路線バス内に設置された通い箱に入れて、西大寺バスセンターから、瀬戸内牛窓営業所まで輸送する。
さらに瀬戸内牛窓営業所から各配送先までは、東備バスのバスおよびタクシードライバーが、「Rakuten EXPRESS」の専用配送車で配送するという。
楽天は、既存の路線バス網を輸送網に変わる運送手段として活用することで、効率的な配送を実現するとしている。
また同社は、「楽天市場」における包括的な物流・配送サービスを構築する「ワンデリバリー」構想を掲げ、EC物流の健全化に取り組んでおり、同取組みはその一環として実施するとのことだ。