DMM.com(以下、DMM)は、近年増加する鳥獣被害対策を行う新会社「株式会社DMM Agri Innovation (以下、DMMアグリ)」を設立、2020年3月より本格始動することを発表した。
DMMグループとして、農業領域参入はファーマリーのDMM農機に続き、同社で2社目となる。
DMMアグリは、農業に関する課題解決を行う企業として設立され、「農業と未来を歩む」をテーマに掲げ、DMMのソリューション提供により、農業および地域社会への貢献を目指すとしている。
また、同事業では、JA全農の協力のもと、経済連・県JAや全国各地の農協への電気柵販売を足がかりに、今後実証実験も行いながら、鳥獣被害対策商品全般の製品開発・販売にも取り組んでいくとのことだ。
近年、野生鳥獣による農作物への被害は、営農意欲の減退や耕作放棄・離農の増加など、深刻な影響を及ぼしているが、情報やノウハウ、処理技術の欠如、ハンターの人材不足など様々な課題に直面しているという。
そこで今回、DMMが持つテクノロジー・ソリューションおよび人材、プロモーション、ブランディングノウハウなどを用いた事業展開を行っていくことで、農家が抱える悩みの解決と課題解決を図るため新会社の設立に至ったとしている。