シーボンは2020年3月11日に、眉・目・鼻・口の位置を正確に捉えるAI技術を慶應義塾大学と共同で開発したと発表した。
同社は、自社で運営するフェイシャリストサロンにて独自の肌カウンセリングシステムを展開し、顔全体の画像解析を行っている。今回、さらなる画像解析の精度向上と効率化を図ることを目的とし、同技術の開発が行われた。
同技術では、画像内の顔の各パーツ(眉、目、鼻、口)が含まれる領域を探索し、各パーツの基準点を設定する。その基準点座標をもとに各パーツの領域を決定。加えて、各パーツ領域内で特徴点座標を決定する。
これらの手順により、正面及び横顔の特徴点抽出アルゴリズムを明確化し、精度評価を行うことが可能になった。
同社では、画像解析を行うにあたり、画像内の顔のパーツ(眉・目・鼻・口)の位置を正確に捉える必要があり、現在はこの作業をフェイシャリストが手動で行っているという。
そのため、操作する人の手によって位置の微妙な誤差が生じることがある。そこで、さらなる解析精度向上を目指し慶應義塾大学理工学研究科と共同で研究を行った結果、AII技術を用いた特徴点(※)抽出の自動化に成功した。
なお、同技術は今後シーボン.フェイシャリストサロン等で提供しているビューティログアドバイスナビゲーターへの導入を予定しているとのことだ。
画像内の目頭、目尻等の指定の位置につける印