ヤフーが提供する乗換検索アプリ「Yahoo!乗換案内」(Android版、iOS版)が、運転見合わせや荒天、イベント開催などで駅が混雑や入場規制になった場合、混雑状況を予測したものを3段階でリアルタイムに表示する「駅混雑予測機能」の提供を開始したことを発表した。
駅混雑予測機能は、アプリ内で普段検索された数と、当日の検索された数を10分単位で比較し、当日の検索数が普段の検索数より明らかに多い数値になった場合、その駅を混雑として検知する機能。また、SNS上に駅の入場規制に関する投稿があった場合も検知し、検索数とかけあわせることで予測精度を高めているという。
これらの検知結果をもとに、ルート検索結果画面に「いつもよりやや混雑」「いつもよりかなり混雑」「入場規制の可能性」の3段階で表示。また、「この駅に関するつぶやき」ボタンから遷移することで、SNS上に投稿されている駅の混雑状況を確認することができる。
なお今後は、プッシュ通知機能も追加予定とのことだ。
これまでもYahoo!乗換案内アプリは、首都圏を中心とした74路線において、未来に開催されるスポーツ行事やコンサートなどのイベント開催による混雑を事前に予測する「異常混雑予測」を2018年2月に公開。
車両不具合や人身事故、荒天などの運転見合わせによる入場規制の他にも、今年開催される東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会での、競技場周辺の駅の混雑回避を目的としているという。