日本医療国際化機構は、2020年3月6日、アリババグループの創業者、馬雲(以下、ジャック・マー)氏によって寄贈されたマスク100万枚のうち、10万枚を東京都に対して配布した。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、日本国内ではマスクの品薄状態が深刻化しており、日本政府は、国内メーカーに対しマスクの増産を促すなど対策を講じているが、解消にはまだまだ時間がかかると予測されているという。

このような背景の中、アリババグループの創業者であるジャック・マー氏は、2020年3月2日、医療機関向けを想定した100万枚の高機能マスクを日本に寄贈することを発表した。

今回、寄贈されたマスクの配布実務を同機構が請け負っており、配布先や枚数については、人口や感染者数など諸事情を勘案した上で決定するとしている。

最初の配布先は、人口集積が高い東京都を選定し、3月6日東京都庁着にて、10万枚のマスクを送ったとしており、配布先や配布方法、時期に関しては東京都に一任しているとのことだ。

今後も、新型コロナウイルス感染拡大防止の一助となるよう、様々な地域や機関に対して迅速に配布していくとしている。