楽天とアルクテラスが、塾紹介事業における業務提携契約を締結したことを発表した。
同提携により両社は、それぞれが有するアセットやノウハウを生かし、学習塾・予備校を対象とした生徒募集サービスなどの拡充や提供を行う。アルクテラスはこれまでも学習塾・予備校向けの生徒募集サービス「MEETS」(※)を提供しており、今後は両社での同サービスの機能やコンテンツの拡充、リブランディングなどを実施予定だという。
また、楽天が持つ会員基盤や、提供するポイントプログラム「楽天ポイント」の活用を通じて、学習塾・予備校のマーケティングや集客力の向上につながる施策の導入も検討していくとのこと。なお、両社は今年3月より、一部の学習塾に同サービスの試験提供を実施する。
楽天は、2010年より社内公用語の英語化に取り組み、その知見やノウハウを活用して教育事業を立ち上げ、英語学習アプリの提供や、法人・団体への英語教育コンサルティングなどをはじめ、新しい教育環境、学習体験の提供を目指してきた。
アルクテラスは2010年に創業し、MEETSのほかに、学習アプリ「Clear」を運営。楽天の「イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントする」というミッションと、アルクテラスの「自らを導く人を」というミッションが合致し、今回の業務提携に至ったという。
両社は今後も、学習塾・予備校だけでなく、学生や保護者にとっても利便性の高いサービスを構築することで、学習機会の効率的な提供に努めていくとのことだ。
(※)アルクテラスが2019年6月より運営するサービス。同社が運営する学習ノート共有アプリ。Clearの利用者を対象に、学習塾・予備校が生徒募集を行うことができる。また学習塾・予備校は、Clear上に、学習に役立つノートや動画をアップロードすることで、塾や講師の指導力をアピールし、資料請求や体験入塾を促すことが可能だという。