東ソーが、核酸(RNA)を増幅検出する「TRC法」を用いた新型コロナウイルス検出試薬の開発を開始したと発表した。

TRC法による検出試薬を用いて、同社既存製品である自動遺伝子検査装置 TRCReady-80 で検査することで、新型コロナウイルスを簡便かつ約50分以内に検出することを目指すとのこと。

同社の遺伝子検査システムは、「小型」「迅速」「簡便」をキーワードに製品開発を進めてきた。

TRC法を用いた遺伝子検査システムは、迅速性を要求されるノロウイルスや結核、非結核性抗酸菌症(MAC)および性感染症の検査に用いられている。同社は、今回発表された新型コロナウイルス検出試薬の開発にもその知見や技術を生かし、早期の開発に取り組むとしている。