ユーザーローカルは、ディープラーニングによって試験中のカンニング行為を自動検知するAI技術を開発したことを発表した。

この技術は、試験会場内にAI端末を設置するだけで、リアルタイムにカンニングの疑いがある受験者を人工知能が自動検知するもの。

高校・大学の入学試験や国家資格等の試験では、スマートフォンなどによるカンニング行為が問題に上がる。試験会場では試験官が目視による監視をしているが、受験者全員をつねに確認しつづけることは難しく、その一方で、試験官の増員も難しいという課題があったという。

同技術は、ディープラーニングによる行動推定技術をつかって、受験者の映像から検知した姿勢・骨格・視線などのデータをもとに、不正行為を自動で検知。また、大規模な設備を必要とせず、エッジ端末とwebカメラを会場に設置するだけで、広範囲を監視することが可能となっている。

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また、不当に不正行為を疑われた受験者を疑いから保護するという効果も期待でき、公正な試験の実施を支援する。

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加えて、不正をしていない受験者の顔はマスキングすることにより、受験者のプライバシーにも配慮されているという。