MoriXとサンミュージックプロダクションは、指紋認証ICカードを利用した次世代エンターテインメントサービスの開発に向けた実証実験を実施することを発表した。

サンミュージックはMoriXが開発した指紋認証機能付きのICカード「MoriXカード」を活用し、コンサートや各種イベントの新たな運営方法の開発を目指す。

具体的には各種イベントへの入退場時にICカードを利用することで、利用者の本人確認などの手間を軽減する。

利用者はICカードに指紋情報を事前に登録し、ICカードをリーダーにかざすだけで本人確認を終えスムーズに入退場ができるという。

イベント運営側はチケット予約や入退場などの既存システムを活用できるため、システムを大幅に改修することなく指紋認証の仕組みを導入可能。

入退場時の利用者の本人確認の手間が大幅に軽減できるため、スタッフの削減などイベント運営費の削減が期待できる。

さらにチケットと購入者を紐づけることができるため、チケットの不正転売を禁止する国の取り組みにも対応できるとしている。