ニューヨーク州ブルックリンの連邦裁判所が、中国のHuaweiに関連する4者を、詐欺などの16の罪で追起訴したと発表した。
なお、起訴された被告には、同社の関連会社2社と最高財務責任者(CFO)であるWanzhou Meng(孟晩舟)が含まれている。
2019年1月にはHuaweiと孟被告を起訴していた米国。最初の起訴内容は、マネーロンダリング、米国に対する詐欺共謀、司法妨害、イランへの制裁違反などだった。今回の起訴により、新たな起訴内容を追加し、起訴対象も拡大する。
現在の起訴対象は孟被告とHuaweiに加えて、同社関連会社であるHuawei Device、Huawei Device USA、Futurewei Technologies、Skycom Techの4社。
起訴状によると、被告はイランにある企業Skycomを同社関連企業であることを隠蔽し続け、銀行詐欺を働き、米テクノロジー企業数社のネットワークやロボット技術に関する知的財産を不正に流用したという。
なお孟被告に関しては、2018年12月に米国からの要請によりカナダ・バンクーバーで身柄を拘束されているが、本人が米国への引き渡しを拒否し続けており、現在もカナダに滞在中だという。