三浦市、京浜急行電鉄、タイムズモビリティの3者が、相互に連携し三浦半島における地域活性化および観光振興を目的に、「三浦半島における観光地域づくり事業に関する基本協定」を締結したことを発表した。

京急電鉄とタイムズモビリティはこれまでも、沿線の価値向上ならびに三浦半島の地域活性化に向け、駅周辺にカーシェア車両を配備し、PASMO利用者を対象とした「京急レール&カーシェア」(※1)サービスや、京急グループの観光施設などへの誘客を目的とした「ドライブチェックイン」(※2)サービスなどで連携を進めてきた。

同連携では、タイムズカーシェアの利用データ分析を行い、観光地域づくりに関わる各種企画に取り組むことで、観光客のリピーター化および滞在時間の拡大、新たな観光客層の獲得などにつなげていくという。

具体的には、三浦市や京急電鉄が有する観光スポット周辺や駅周辺の土地などに、タイムズカーシェアステーションや駐車場を開設。移動に関わるサービスを拡充することで三浦市内の交通利便性の向上を図っていくとのことだ。

また、今回の連携に合わせて京急三崎口駅駅下駐車場に続き三浦市で2か所目となる「京急レール&カーシェア」の対象ステーションを三浦海岸駅前にオープン。3月上旬には油壺エリアに三浦市が管理する土地に予約制駐車場の新設を予定している。

3者は今後もそれぞれが有する媒体を活用し三浦半島の魅力を発信し来訪を促進していくとともに、三浦市内のさらなる交通利便性の向上および観光地域づくりに関わるサービスの提供に取り組んでいくとのことだ。

(※1)京急線の利用者を対象に、対象ステーションのタイムズカーシェアの利用料金が220円分優待されるサービス。
(※2)カーシェア予約時にドライブチェックインの対象施設を目的地に設定し、その施設で一定時間以上駐車すると、タイムズカーシェアで次回以降に利用できる電子優待券「カーシェアeチケット」を付与するサービス。