DNPの100%子会社で、美術関連のコンテンツビジネスを行うDNPアートコミュニケーションズが、東京藝術大学大学美術館の所蔵作品の画像データ貸出サービスを開始することを発表した。

同社は従来より、ルーヴル美術館や大英博物館、東京国立博物館など国内外の美術館・博物館に所蔵されている作品の高精細なデジタル画像データの貸出サービスを行っている。同社のウェブサイト「Image Archives(イメージアーカイブ)」で、作品名・作者・年代・人物・季節等のキーワードから使用したい作品の画像データを検索することで貸出申込みが可能となっている。

なお、利用料は利用目的によって異なるが、画像データは出版物(書籍、雑誌、教材等)やTV番組・ビデオ・DVD等の映像、デジタル商品(電子書籍等)、広告、商品などに利用することができる。

今回は、東京藝術大学大学美術館の所蔵品の中から、代表的な所蔵品約120点の高精細画像データの貸出からスタート。ユーザーの要望に応じて取扱い点数を増やしていく予定だという。

同社は今後も美術館・博物館の提携先をさらに拡げ、美術と歴史の専門フォトライブラリーとしてコンテンツの充実を図るとともに、美術作品に関わる権利処理やコンサルティングの業務を拡充していくとのことだ。