オルツテクノロジーズは、会議議事録を自動で文字起こしを行う「AI GIJIROKU(AI議事録)」の提供を開始した。
「AI GIJIROKU」とは、同社のグループ企業であるオルツの研究チームによるAI要素技術を駆使し、録音音声の書き起こしや手書きメモを再度手入力することが基本であった会議の議事録を、リアルタイムにテキストデータ化するサービス。
会議参加者の音声を自動で録音・記録し、音声認識によりリアルタイムで会議内容をテキスト化し、精度の高い話者分離機能を搭載しているため、会議参加者が増えた場合でもはっきりと発言者を判断するという。
会議終了後には、テキストデータを共有することも可能。
また、音声認識にミスがあった場合、その都度入力し直しの手間が発生していたが、「AI GIJIROKU」では、話者の音声データを蓄積し、機械学習の学習素材とすることで、オルツ研究チームの成果である、「パーソナライズAIモデル」を生成。
ツールの使用回数が増えると認識精度が高まる仕組みとのことだ。日本語の場合は、通常85%の精度を10万コミュニケーションごとにおよそ5%向上可能。
さらに参加メンバーの言語を選択すれば、主要30言語に自動的に翻訳し、海外とのオンライン会議や訪日外国人との会話なども対応するという。
なお「AI GIJIROKU」の導入価格は、月額1500円(税別)としている。