一休が、航空券と宿泊施設を自由に選択できる国内ダイナミックパッケージの「ヤフーパック(ANA便)」にて、ANAが新たに導入する「個人包括旅行運賃(以下、新運賃)」を採用した旅行商品を、国内OTA(Online Travel Agent)に先駆けて1月8日より発売した。

同旅行商品は、ヤフーの運営するインターネット旅行予約サービス「Yahoo!トラベル」での販売となる。

従来、航空会社は季節や曜日などの需要予測をもとに、数か月先までの運賃を旅行会社へ提示しており、旅行会社は当該運賃を自社の商品に組み入れて、年2回の特定時期に数か月分の旅行商品をまとめて発売する方式が慣例となっていた。

しかし、この方式による販売では実際の空席状況や需要に応じた価格設定ができていなかったという。

新運賃では、航空便が常に355日先の帰着分までの予約が可能となるローリング式になり、その価格は実際の残席数に応じた変動料金制によった提示となるため、ユーザーは決まった時期の旅行が立てやすくなり、早めの予約や混雑日・混雑時間帯を避けた航空便の利用が可能となる。なお、この対象は2020年6月1日以降の出発便となっている。