Airbnbは、世界中の家族秘伝の料理をつくって楽しむ新カテゴリ「クッキング体験」を開始したことを発表した。
メキシコのおばあちゃん自慢のレシピからウズベキスタンの伝統的な家庭料理まで、これまで友人や家族の間でのみ伝えられてきた、75を超える世界各国の3,000件ものユニークなレシピをゲストが体験できるようになるという。
Airbnbの「クッキング体験」概要
Airbnbの「クッキング体験」は、食をとおして文化を理解する、今までにない方法を提供。
著名な先生がトップダウン式に生徒に教え、時間がかかるこれまでの料理教室とは異なり、同社のすべての「クッキング体験」の中心にあるのは「人とのつながり」。
ホストとゲストは力を合わせて料理を作り、みんなで食卓を囲み、家族や農家の人々、パティシエをはじめ、世界各地のホストが伝統レシピを教え、食にまつわる話を共有しながら、料理の背後にある深い意義を伝えていくという。
各レシピの特徴を後世に伝えるため、Airbnbの「クッキング体験」は、「スローフード」(地域に長年伝わる食文化と伝統を守る世界的な草の根団体)からアイディアを得たガイドラインに基づき審査済み。
審査過程では、各々の体験ホストが食にまつわる個人的な話をとおして各レシピのエッセンスを伝え、体験で紹介する料理の伝統について深い知識を有していることを確認するとのことだ。
Airbnb共同創業者兼最高経営責任者(CEO)のブライアン・チェスキー氏は、
「創業以来、一緒に食卓を囲むことは、文化の壁を超え人と人とのつながりを深める重要な役割を果たすことに気がついていました。Airbnbクッキング体験により、人々が集まって食事を作り食卓を囲む伝統を取り戻したいと考えています。また、世界中の家族秘伝のレシピが受け継がれていくよう貢献したいと思います」
とコメントしている。