バリューブックスは、2019年10月、会員制古本買取サイト「VALUE BOOKS」にて、新サービス「本棚スキャン」をリリースした。

昨年リリースした「おためし査定」は、バーコード撮影、もしくはISBNやタイトル名から検索することで、本の価格が調べられるというものだったが、新機能の「本棚スキャン」では、本棚に並んだ本をスマートフォンで撮影するだけで、一度にまとめて本の査定が可能。

事前に本の価値を把握し、値段の付くものだけを選んで買取サービスを利用できるとのことだ。

本棚に並んだ本を撮影することで、買取金額が表示される。精度はまだ完璧ではなく、とくに漫画や雑誌などタイトルがデフォルメされたものは弱いとのことだ。

今後は、バリューブ ックスにある約150万冊の在庫から表紙、裏表紙、背表紙の画像データを集め、画像認識精度をあげることで、より確実な査定を可能にしていくとしている。

また同社は、本の価格を調べられるだけでなく、バーチャル本棚として自宅の本を管理するツールとして発展させていき、最終的には、自社のサービスだけでなく、書店や図書館など本にまつわる様々なシチュエーションでの活用を目指していく方針を示している。