アソビシステムは、ウフル等と共同で、ブロックチェーンを活用した地域来訪者コミュニティアプリ「YOKANE(ヨカネ)」を開発し、福岡市天神地域において実証実験を開始したことを発表した。
YOKANEの概要
YOKANEは、地域ごとにトークン化された「体験の経済圏を創出する」という、これまでに前例の少ない地域来訪者コミュニティアプリ。
トークン単位としての“Yokane”は、ユーザーの興味関心や感謝の度合いを表し、ユーザーは自らの投稿にトークンを付与することで興味関心の度合いを表現し、より多くのトークンを付与することで投稿を目立たせることが出来るという。
また、他のユーザーに対してその活動に共感・感謝しているという意味でトークンを付与することも可能。
トークンは実際の店舗に設置されているQRコードを読み取るか、他のユーザーから贈られることで獲得することができるとのことだ。
現在は、政令指定都市の中でも地域に根ざした興味関心・郷土愛を示すシビックプライドが最も高く※1、経済地域としても全国有数である福岡市において、約900店舗と連携して、実証実験を行っており、ここで得られた結果を踏まえ、体験データを活用した地域活性化に貢献する新しいサービス開発に取り組むことを目指す方針を示している。
また、これらのコンセプトに賛同する企業・団体を募り、福岡市に限らず多くの地域団体との連携やエンタメイベント等での活用も視野に入れ、様々な取り組みでさらなる地域活性化に貢献していくとのことだ。
※1 三菱UFJリサーチ&コンサルティング・資料(2017年)