GMOペイメントゲートウェイ(以下、GMO-PG)は、「銀行Pay」の基盤システムを、三井住友銀行へ提供することを発表した。

三井住友銀行では、「銀行Pay」の基盤システムを活用した「事業者型Pay(※1)」を、2019年11月下旬を目処に展開する見通しとしている。

三井住友銀行は、「銀行Pay」のマルチバンク決済機能(銀行間の相互乗り入れ)により、横浜銀行と福岡銀行・熊本銀行・親和銀行と連携するため、「事業者型Pay」は、横浜銀行の「はまPay」とふくおかフィナンシャルグループの「YOKA!Pay」取扱加盟店でも順次利用可能となる予定とのことだ。

「銀行Pay」とは

GMO-PGが基盤システムを提供する「銀行Pay」は、2016年に横浜銀行と共同で開発した、スマホアプリから即時に銀行口座の引き落とし等による支払いができるサービス。

金融機関は、「銀行Pay」の基盤システムを活用した独自のスマホ決済サービスなどを展開できるだけでなく、導入銀行間の相互連携を可能にするマルチバンク決済機能(銀行間の相互乗り入れ)により、銀行や地域を越えて利用できるサービスとして提供することも可能。

「銀行Pay」を導入している銀行に口座を持つ利用者は、利用者向けスマホアプリをダウンロードし、自分の口座を事前に登録しておくことで、加盟店での買い物の際、加盟店のタブレット端末やスマホに表示されたQRコードを読み取るMPM(Merchant Presented Mode)方式か、利用者のスマホに表示されたQRコードやバーコードを加盟店のQRコード・バーコードリーダーで読み取るCPM(Consumer Presented Mode)方式により、銀行口座から代金が引き落とされ、支払いが完了するという(※2)。

GMO-PGは、今後も新たなイノベーションを牽引し、安全性が高く便利な決済プロセスのインフラになることを目指していくとしている。


(※1)事業者が提供するスマホ向け会員アプリ等において、「銀行Pay」機能を組み込み、事業者がユーザーに決済機能を提供できるサービス。
(※2)対応する支払い時の読み取り方法は、金融機関や加盟店により異なる場合あり。