トラストバンクが、ICTで自治体の業務効率化を支援するため、セキュリティの高い行政専用回線の総合行政ネットワーク(LGWAN)を介して業務アプリケーションを共同利用できる「LGWAN-ASP」を活用した自治体専用ビジネスチャットツール「LoGo(ロゴ)チャット」を開発、提供を開始した。
LGWAN-ASPサービスとしての提供により、庁内だけでなく自治体間でも使えるPC・モバイル端末向けビジネスチャットツールの導入は、国内で初めてとなる。
「LoGoチャット」概要
「LoGoチャット」は、自治体職員が庁内・他自治体とテキストやファイル、写真などの送受信をLGWAN上でできるPC・モバイル端末用アプリ。
LGWANは機密・個人情報を扱う行政の業務に対応するため、インターネットと分離しセキュリティの高い環境を保っている自治体専用のネットワークとなっている。自治体間でも、業務の報連相(報告・連絡・相談)▽会議資料の共有▽自治体の広域協議会の調整▽災害時の情報共有など、多様なシーンで活用できるという。
また、ふるさと納税の返礼品を提供する事業者や外部機関とも、インターネット回線でやり取りすることが可能だ。
同社は今後も、事務処理・コミュニケーション・住民接点をデジタル化する新サービスを提供する予定としており、「ふるさとチョイス」と契約する1,500自治体とのつながりを生かし、地域全体のデジタル化による自治体の働き方改革や住民サービスの向上、地域内のヒト・モノ・お金・情報の循環を促進していくという。
*出典:総務省「地方公共団体の総職員数の推移~平成30年」