OKIは、深刻な社会課題となっている人手不足の解消を実現するサービスロボットコンセプトの試作機として、AIエッジコンピューターを活用した「AIエッジロボット」を開発したことを発表した。
「AIエッジロボット」は、さまざまな現場で、多様な用途に高稼働率で活用することができ、大幅な省力化を実現するという。
「AIエッジロボット」の特長
- 現場業務の省力化
- 高い稼働率
- 多様な用途での活用
自律動作するロボットと運用センターに配備したコックピットからの遠隔操作を組み合わせることにより、一人で多数(10台程度)のロボットを用いて、現場業務の遂行を効率的に支援することが可能。遠隔操作では、今後5G、ローカル5Gを用いたソリューションも検討するという。
搭載するAIエッジコンピューターが、ロボット自身では対応できない作業環境を認識した場合には、即時に運用センターからの遠隔操作に切り替えることによって、サービスを止めずに運用することが可能。
また、ロボットの「目」としてOKIの俯瞰映像モニタリングシステム「フライングビュー®」を搭載しており、運用センターからロボット周囲を俯瞰する映像を確認しながら、スムーズな操作を行うことが可能。
AIエッジに、音・振動・画像・空間・におい等の多様なセンサーを接続・搭載できるインターフェースを装備して、用途に応じてこれらの「五感」を使って現状を認識・伝達することで、多様な用途での活用を可能にした。
OKIは、引き続き、今般の試作機で具現化したコンセプトをさらに進化させ、サービスロボットの活躍が期待される搬送・監視・コミュニケーションなどの多様なサービス提供の現場における人手不足問題解決に寄与するソリューションを共創・開発していく方針としている。