タイミーは、β版で提供していた「ただ旅」を改称し、新規事業として「タイミートラベル」を2019年10月3日に正式リリースした。
タイミートラベルとは、 “第二の故郷をみつけよう”をコンセプトに、労働を通じた現地の人々とのふれあいの機会を提供するサービス。
ユーザーは交通費・宿泊費を負担することなく地方へ行くことができるため、手軽に現地で生活を体験でき、北海道から沖縄まで、一度は現地で生活を体験したかったという夢を叶えるサービスとのことだ。
人口減少時代を迎えた日本では、移住民を表す「定住人口」でも観光目的「交流人口」でもない、「関係人口」と呼よばれる近年若者を中心に増えてきている層をいかに増やすかがポイントだと言われており、彼らのような地域外の人材が将来的にその土地に移住し、地域づくり担い手となることが期待されているという。
そんななか、2019年4月にβ版として行った「ただ旅」では、2名の募集に対して130名の応募が集まるなど、想像をはるかに超える反響があったと同社は述べている。
関係人口を増やし、地域に魅力を感じてもらい、移住する人を少しでも増やすことが同社が社会に貢献できる方法だと考え、単発ではなく、何泊か現地に行き、生活を体験することができる仕組みをパッケージ化できれば現地で稼ぎながら色々なところを行き来できるとして、「タイミートラベル」を新たなサービスとしてリリースするに至ったとしている。
タイミートラベルは今後、日本国内の現地の人しか知らない魅力的な場所で働きながら暮らす環境を作り、関係人口の増加と移住のきっかけを提供し、来年を目処にタイミー本体の評価の高いユーザーのみが応募することができるプレミアム案件などを作り、本体事業とタイミートラベルの連携を図っていく方針としている。