クラウドワークスは、SDGsの達成目標のうち、「ジェンダー平等を解消しよう」「働き斐も経済成長も」に貢献すべく、5週にわたりジェンダー平等と働きがいに関するSDGsレポートを発表している。2019年9月11日、第5弾として、「副業の自由化」を推進する同社の社員に聞く、副業に関する実態調査結果を発表した。

以下では一部を抜粋し紹介する。主なトピックは以下の2つ。

  • 副業経験者は半数以上/副業をやるメリットは“収入”と“自己研鑽”
  • 副業を経験した結果「決まった曜日ではなく、曜日にとらわれずに副業」する人も

副業経験者は半数以上。メリットは“収入”と“自己研鑽”

同社社員に対し「副業はしていますか?」と尋ねたところ、現在副業しているのは32.5%、さらに副業経験者(「現在している」、「過去していた」の合計、以下「副業経験者」)が53.8%と半数を占める結果となった。

副業経験者が副業を始めた理由としては、想定されやすい「収入を増やす」以外にも、「スキルアップ(53.7%)」「これまでやったことのないことにチャレンジするため(34.1%)」が上位にランクインし、自己研鑽を背景に副業を始める社員が多いことがわかった。

この背景は、副業を行うメリットを尋ねた結果にも現れており、メリットとして副業経験者は「収入が向上する(73.8%)」、「スキル・知見が向上する(71.4%)」、「気分転換になる(47.6%)」を順に上げている。

一方、副業をやるデメリットとしては「時間の管理が難しい(42.9%)」、「疲れる・健康を害する(38.1%)」、「副業に伴う事務作業が煩雑である(確定申告やその他事務作業)(23.8%)」が挙がった。

曜日にとらわれずに副業する人も

週の稼働時間を尋ねると、副業経験者では「土日どちらか(38.1%)」「平日・休日関係なく(28.6%)」「平日2~3日(23.8%)」という結果。一方未経験者が副業を始めた場合、週何日を割いて副業したいかを尋ねると、「土日どちらか(62.9%)」「平日2、3日(37.1%)」「平日1日(22.9%)」と続いた。

副業経験者第2位に「平日・休日関係なく」が入っていることから、実際に副業を始めると特定の曜日に働くよりも、曜日にとらわれずに働きたい副業経験者が見受けられることが特徴だ。

以上のように、副業に対するリアルが分かった今回の当社調査。最後に、「今後副業を続ける・始めるために重要なこと」「日本で副業を行うという選択肢を取りやすくするために必要なこと」を尋ねた。

「副業の自由化」を推進する同社社員が、今後副業を続ける・始めるためにもっとも重要なこととして挙げたのは「専門性や能力・経験(64.5%)」。「働く」ことを常に考えるからこそ、それぞれが専門性を極めた「独自性」を必要と感じているようだ。

また、日本で副業を行うためにもっとも必要だと感じているのは、「副業受け入れ先の増加(61.8%)」。自身の仕事の中で副業を意識する機会が多いからこそ、意識が高まっているといえるとしている。


※調査概要
・調査対象者:クラウドワークスに勤める従業員(雇用形態問わず)
・有効回答数:80s
・調査期間:2019年7月29日~8月1日
・調査方法:インターネットアンケートによる調査
・調査・分析:クラウドワークス

<参照元>
「クラウドワークス社内で聞いた!副業に関する実態調査」クラウドワークス