横浜美術館、NTTテクノクロス、東日本電信電話 神奈川事業部(NTT東日本)、アクアビットスパイラルズは2019年8月5日、横浜美術館で開催中の「横浜美術館コレクション展」において、美術作品にスマートフォンのカメラをかざすことで作品に関する情報を表示するサービスの実証実験を実施すると発表した。
「実証実験の概要」の概要
横浜美術館の来館者に、画像認識AIサービス「かざして案内® for Biz」を活用して、来館者自身のスマートフォンを展示作品にかざすことで作品に関する情報を画面に表示する。
これにより、来館者は作品名や制作年などの作品情報を手元で知ることが可能になり、美術館にとっては鑑賞シーンの多様化による来館者の満足度向上を図ることができる。
なお、実証実験は横浜美術館展示室にて2019年8月5日(月)~9月1日(日)の期間で行われる。
検証する項目およびそれぞれの役割は以下のとおり。
- 検証項目
- 美術館などミュージアム系施設における同サービスの有用性
- 来館者が同サービスを利用する際の操作性
- 役割
- 横浜美術館:実証実験における展示の運営および品情報(コンテンツ)の提供
- NTTテクノクロス:サービスの提供およびサービスの利用状況把握
- NTT東日本:サービスを円滑に利用するため、横浜美術館で構築済みの「ギガらくWi-Fi」による通信環境の運用をサポート
- アクアビットスパイラルズ:サービスにアクセスするための「スマートプレート」を提供
NTTグループは、同実証実験を通じて得られた知見をもとに、画像認識AIサービスの普及拡大を進めるとしている。