電通サイエンスジャムは、一般社団法人WITH ALSと共同で、脳波を測定することで自分の伝えたい意思を選択する「NOUPATHY(脳パシー)」を新たに開発したことを発表した。

「NOUPATHY(脳パシー)」とは

NOUPATHY(脳パシー)は脳波を用いることで、意思伝達を可能にするコミュニケーションツール。

脳波を簡易型脳波計とタブレットで検出することで、最大5つのコマンドの中から選択したい意思を選ぶ事ができるという。

コマンドの内容は入れ替えが可能で、例えば「飲み物を飲みたい」や「トイレにいきたい」といった言葉を自由に選択肢として使用することが可能。

聴覚機能に働きかけると特殊な脳波が出現する「音」を使うことで、高度な選択精度を実現。

特殊な音は人が馴染みやすい「犬の鳴き声」や「車の音」等の自然音で、自然音の種類は数パターン用意しており、使用者の気分に合わせて変更が可能。

NOUPATHY(脳パシー)は、7月26日−27日にパシフィコ横浜で開催される、ヨコハマ・ヒューマン&テクノランドにてプロトタイプを展示される予定で、現在、関係者経由で無償モニターを募集しており、2019年12月下旬の販売を目指しているとのことだ。