ディスコは、2020年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)を対象に、7月1日時点での就職活動に関する調査を行いその結果を2019年7月17日に発表した。
調査によると、動画選考は7割が反対していることがわかった。
「自己PR動画」「録画面接」は反対が7割
調査では、自己PR動画、録画面接、WEB面接(※)について経験を尋ねた。
※自己PR動画:1分程度で自己PRなどを録画し、提出するもの。
録画面接=PCやスマートフォンで、あらかじめ設定された質問にオンデマンドで答えるもの。
「WEB 面接」=インターネット経由で実施するライブ面接。オンライン面接。双方向のもの。
「自己PR動画」の提出を求められたのは、約3割(31.3%)、実際に応じた学生は23.2%。「録画面接」は、求められた経験、受験した経験ともに1割台(それぞれ 16.4%、13.6%)。「WEB 面接」は2割前後となった(22.8%、19.7%)。
未経験者含めそれぞれについての賛否を尋ねたところ、「自己PR動画」「録画面接」は「賛成」が3割程度にとどまる。
一方、WEB 面接は「賛成」の合計が約6割(59.7%)に上る。地方学生を中心に、移動時間や交通費を節約できることにメリットを感じる声が多く寄せられたという。
採用選考に動画やWEBを用いることへのコメントの一部が以下になる。
- 動画でなら、文字だけでは伝わらない雰囲気など様々なことを伝えることができると思う。 <理系男子>
- 一次面接ではどの企業でも同じような質問をされるのに、移動時間を加味してスケジュールを組んだり、会場に足を運んだりするのが大変だったので、WEBでできるとありがたい。 <文系女子>
- 私は面接官の顔を見ながら話した方が、反応を確認できるので話しやすい。 <理系男子>
- 動画やWEB上で選考を行うことで、遠方の企業へのエントリーも気軽に行うことができる。 <理系女子>
- 録画面接は場所の確保も必要でやりづらい。特にAI面接は話が噛み合わないのでやめてほしい。<文系男子>
<調査概要>
調査対象 : 2020年3月に卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)
回答者数 : 1,261人(文系男子411人、文系女子382人、理系男子312人、理系女子156人)
調査方法 : インターネット調査法
調査期間 : 2019年7月1日~4日
サンプリング : キャリタス就活2020学生モニター(2016年卒以前は「日経就職ナビ・就職活動モニター」)
<参照元>
「 7月1日時点の就職活動調査 」
ディスコ