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最近ではコンビニで利用できるQRコード決済サービスが増えてきた。セブン-イレブンでも2019年7月1日(月)から『LINE Pay』、『PayPay』、『メルペイ』に対応。とはいえ、QRコード決済サービスは今や20以上もある。そこで主要コンビニで利用できる便利なサービスがどれなのか。そしてコンビニ別にどのサービスを利用するのがお得なのかについて解説する。
主要コンビニで利用できるQRコード決済サービス
主要コンビニ6社で利用できるQRコード決済サービス一覧
今やコンビニでも利用できるQRコード決済サービスが増えてきた。いったいどのサービスが一番便利なのか、主要コンビニ別に利用できるサービスを明記したのが上の表だ。全部、利用できるのが『LINE Pay』と『PayPay』になる。コンビニごとに支払い方法を変更するのが面倒という人なら、『LINE Pay』もしくは『PayPay』の利用がおすすめだ。
『LINE Pay』は前月の利用金額に応じてインセンティブを還元する「マイカラープログラム」を行っており、以下のような形で付与されるLINEポイント(8/1よりLINE Payボーナス)が変わる。
●『LINE Pay』の付与率(8/1以降~)
0.5%(ホワイト):0円~9,999円
0.8%(レッド):1万円~4万9,999円
1%(ブルー):5万円~9万9,999円
2%(グリーン):10万円
2019年7月31日(水)まではコード支払い促進キャンペーンで、この付与率に+3%されるので、さらにお得になる。
●『LINE Pay』の付与率(~7/31まで)
3.5%(ホワイト):0円~9,999円
3.8%(レッド):1万円~4万9,999円
4%(ブルー):5万円~9万9,999円
5%(グリーン):10万円
一方、『PayPay』は銀行口座からチャージしたPayPay残高で支払った場合や、『ヤフーカード』でのクレジットカード決済の場合は3%のPayPay残高が付与される。なお、『ヤフーカード』以外のクレジットカードの場合は0.5%の付与率になる。
●『PayPay』の付与率
0.5%:通常
3%:PayPay残高や『ヤフーカード』での支払い
つまり主要コンビニで利用する場合、『LINE Pay』は7月31日(水)までがお得で、8月1日(木)以降なら『PayPay』のPayPay残高や『ヤフーカード』での決済がお得になる。
セブン-イレブンではキャンペーン重視で『PayPay』
次にコンビニ別でお得な支払い方法を見ていこう。まずセブン-イレブンでは『LINE Pay』と『PayPay』、『メルペイ』が利用できる。『メルペイ』はポイント制度がないので、7月31日(水)までなら『LINE Pay』、8月1日(木)以降なら『PayPay』のPayPay残高や『ヤフーカード』での決済で3%付与になる。
ただしこれはキャンペーンを考慮しない場合の話。7月21日(日)まで3社合同キャンペーンの「#3ペイまつり」中で、『LINE Pay』、『PayPay』、『メルペイ』で支払うと、利用金額の最大20%が戻ってくる。期間中合計各1000円相当分が対象なので、限度額に近づいたら、次のサービスというように、順番に使っていくといいだろう。
7月21日(日)以降も、『PayPay』では「追加キャンペーン」を実施。7月31日(水)までの期間中、合計1000円相当まで最大20%のPayPay残高が得られる。しかも8月1日(木)~8月31日(土)の11:00~14:00に利用すると、「ワクワクペイペイ」キャンペーンで、コンビニでも最大10%の還元が得られる。これがソフトバンクスマホユーザーやワイモバイルユーザー、Yahoo!プレミアム会員なら最大20%に。
セブン-イレブンでは7月1日(月)から自のQRコード決済サービス『7pay』が始まり、通常0.5%のnanacoポイント還元のところ、10月31日(木)までのキャンペーン期間中は1%に。ただし、現在は不正アクセスのため利用が制限されている。これらを総合すると、セブン-イレブンではキャンペーンを含めて『PayPay』を利用するのがお得だろう。
ファミリーマートでは『d払い』が優勢
ファミリーマートでも7月31日(水)までなら『LINE Pay』、8月1日(木)以降なら『PayPay』がお得だが、ドコモユーザーなら『d払い』の方がお得なケースもある。『d払い』では「dポイント スーパー還元プログラム」があり、『d払い』や『dカード』の『iD』を利用した時にコンビニなどの店舗決済では最大7.5%になる。その内訳は以下だ。
●『d払い』の還元率
0.5%~1%:店舗決済は0.5%、ネット決済は1%
+1%:dポイントプログラム プラチナステージ
+1%:『dカード』でのドコモ利用料金の支払い
+2%:dマーケット(対象20サービス)の利用
+1%:いちおしパックの利用
+1%:DAZN for docomo の契約
+1%:Disney DELUXEの契約
dポイントクラブの会員ステージのプラチナステージは、ドコモ回線継続利用期間15年以上またはdポイントの6ヵ月累計の獲得数が1万ポイント以上。ドコモユーザーで『dカード』でドコモ利用料金を支払い、dマーケットのサービスを利用している人なら、ファミリーマートで3.5%のdポイントが得られる。15年以上のドコモユーザーならさらに1%がプラスされて4.5%に。
しかも7月31日(水)まで「【d払い】dポイント20%還元キャンペーン」中なので、キャンペーンの20%に「dポイント スーパー還元プログラム」がプラスされて、最大27%のポイントが得られる。
ファミリーマートでは7月1日(月)に独自のQRコード決済サービス『FamiPay』がスタート。通常0.5%の還元率だが、7月31日(水)までなら2万円までのチャージ金額に対して10%のFamiPayボーナスがもらえる。この付与率はクレジットカードの『ファミマTカード』の場合、さらに5%アップ。また8月分の『PayPay』の「ワクワクペイペイ」キャンペーンもあるので、11:00~14:00のお昼時の買い物なら、最大20%のPayPay残高が得られる。
なお『楽天ペイ』は『楽天カード』でのクレジットカード決済なら、通常の0.5%に加えて、1%のポイントが付与される。しかも9月30日(月)までのキャンペーン期間中なら最大5%に。
●『楽天ペイ』の還元率
0.5%:通常
+1%:『楽天カード』での引き落とし
これらを総合すると、ファミリーマートでは、7月31日(水)までは『d払い』で、それ以降は7月31日(水)までにチャージした『FamiPay』で支払うのがお得。チャージ金額がなくなった後は、9月30日(月)までなら『楽天カード』を支払い方法に設定した『楽天ペイ』、その後は『d払い』または『PayPay』という選択肢になるだろう。
ローソンでは利用日や利用時間によって使い分け
ローソンはdポイントカード加盟店なので、1%のdポイントが貯まる。加えて「dポイント スーパー還元プログラム」分のポイントが加わるので、通常1.5%~最大8.5%分のdポイントが得られる。
ただし、auユーザーの場合、『au PAY』は通常0.5%還元のところ、au スマートパスプレミアム会員ならいつでも1.5%に。しかも三太郎の日(3日・13日・23日)に利用するとau STAR会員なら5%、au スマートパスプレミアム会員なら20%のau WALLETポイントが得られる。
●『au PAY』の還元率
0.5%:通常
1.5%:au スマートパスプレミアム会員
5%:au STAR会員で太郎の日(3日・13日・23日)に利用
20%:au スマートパスプレミアム会員で三太郎の日(3日・13日・23日)に利用
また、『Origami Pay』は通常、ポイント制度はないが、9月30日(月)まで、会計金額からその場で最大3%割引のキャンペーン中。銀行口座からの支払いで3%OFF、クレジットカードやデビットカードからの支払いで2%OFFになる。
au スマートパスプレミアム会員なら三太郎の日(3日・13日・23日)に『au PAY』が一番お得だが、ドコモユーザーで「dポイント スーパー還元プログラム」次第では『d払い』。『楽天カード』を持ってるなら9月30日(月)までなら『楽天ペイ』。それ以外のユーザーは7月31日(水)までなら『LINE Pay』、8月中のお昼時(11:00~14:00)なら『PayPay』、8月1日(木)~9月30日(月)のお昼を除く時間帯なら『Origami Pay』の利用がお得だ。
ミニストップ、セイコーマート、ポプラはキャンペーン重視
ミニストップやセイコーマート、ポプラでも同様に、au スマートパスプレミアム会員なら三太郎の日(3日・13日・23日)に20%付与になる『au PAY』が一番お得。ミニストップとポプラなら、『d払い』の7月31日(水)までの「【d払い】dポイント20%還元キャンペーン」の選択肢もあるだろう。『楽天カード』を持ってるなら9月30日(月)までなら『楽天ペイ』もいい。
それ以外のユーザーならローソン同様、7月31日(水)までなら『LINE Pay』、8月中の11:00~14:00なら『PayPay』、8月1日(木)~9月30日(月)のお昼を除く時間帯なら『Origami Pay』の利用がお得だ。
下記は通常のポイント付与率と、キャンペーンでの最大の付与率をまとめたもの。
コンビニで利用できるQRコード決済サービスのポイント付与率
QRコード決済はキャンペーンで使い分けるのが得策だと言われているが、まさにその通り。このような面倒な使い分けをしたくない人は、自分にとってどのサービスが一番お得か、一度、ちゃんと調べてみよう。
※各キャンペーンには事前のエントリーが必要なケースも。詳細は各キャンペーンサイトを確認のこと。情報は7月17日現在のものです。
取材・文:綿谷禎子