ヤフーは2019年7月11日、気象庁と連携して、Yahoo! JAPANが提供するスマートフォンアプリ(※)から、ユーザーに市区町村ごとの土砂災害や洪水の危険度と、とるべき行動を伝える機能「大雨危険度通知」の提供を同日より開始したと発表した。
(※)「Yahoo! JAPAN」、「Yahoo!天気」、「Yahoo!防災速報」

「大雨危険度通知」の概要

Yahoo! JAPANがスマートフォンアプリでお知らせする「大雨危険度通知」は、気象庁の「大雨・洪水警報の危険度分布」や洪水注意報、大雨警報など複数の防災気象情報を用いて、市区町村ごとに5段階で通知する。

Yahoo! JAPANでは、「警戒レベル3相当」以上に上昇したときに、ユーザーへ市区町村ごとの土砂災害や洪水の危険度と、とるべき行動を各アプリからプッシュ通知で伝え、発災前の早い段階でユーザーの避難判断を支援する。

プッシュ通知の内容は以下のとおり。

  • 相当する警戒レベル:「警戒レベル3相当」「警戒レベル4相当」など
  • とるべき行動:「高齢者など避難」「いますぐ避難」など
  • 災害ごとの危険度の変化:「土砂災害の危険が上昇」など
  • プッシュ通知の条件:設定した市区町村にて「警戒レベル3相当」以上に高まった場合

Yahoo! JAPANは、ユーザーに土砂災害や洪水の危険度と、とるべき行動を伝える機能「大雨危険度通知」と併せて利用できる機能「大雨警戒レベルマップ」を2019年6月25日から提供している。「大雨警戒レベルマップ」は、気象庁の「大雨・洪水警報の危険度分布」などを活用することで、全国における土砂災害や洪水の危険度を地図上で詳細に確認できる。

「大雨危険度通知」は市区町村単位での危険度だが、「大雨警戒レベルマップ」も併せて確認することで、現在地付近で土砂災害や洪水の危険度が特に高まっている場所がわかり、避難行動の判断に役立つ。

さらに、「大雨警戒レベルマップ」は土砂災害や洪水被害の恐れがある場所(土砂災害警戒区域や洪水浸水想定区域)もわかるため、平常時にも利用することで日頃の備えにつながる。

「大雨危険度通知」のプッシュ通知をタップすると、「大雨警戒レベルマップ」が表示される。また、平常時はスマートフォンアプリ「Yahoo!防災速報」やブラウザーサービス「Yahoo!天気・災害」で確認できる。