プラットフォーム「LISTEN(リスン)」を手がけるリスナーズは2019年7月8日、HR(Human Resources:人事)領域における「採用広報」ニーズの高まりを受けて、新たにサブスクリション型の取材プランを開始すると発表した。
「LISTEN」は、活躍中の社員をはじめとしたビジネスパーソンを中心に、それぞれの理念やビジョン、価値観をストーリーとして一覧できるサービス。インタビュアーによる取材により、自分のこと、会社のことを伝えるもの。
「採用広報サービス」の概要
これまでの経営者や社員に対するスポット型の取材に加え、月1~4回の頻度で取材を行い、高品質な企業コンテンツを安定供給する「採用広報サービス」を新設。
誰にどんなコンテンツを伝えるべきか、事前のワークショップで導き出し、半年ないし1年を通じて、サービス開発秘話や社員の想い、企業カルチャーなど、企業ごとにカスタマイズされた取材記事を制作、配信する。
取材・執筆・編集のプロチームが「採用広報」の運用を支援することで、採用環境の変化により多忙を極める人事担当者は本業に専念することが可能となり、また客観的な視点が加わることで、自社内では見落としがちな本来価値やブランドメッセージ、およびそれらの適切な表現を引き出し、中小企業の力になるという。
また「採用広報」は、自社やともに働く仲間の魅力を再発見するインナーブランディングとして、社内報的な活用法も見込まれるとしている。
知名度や存在感で劣る中小企業が「よい採用」を実現するには、どうしたらよいのか。その手段として注目されているのが、大手にはないユニークな魅力や強み、そこで働く人々の想いを伝える「採用広報」だと同社は述べる。
リスナーズでは、採用広報の必要に迫られていても、人事担当者のスキルやリソースの問題でそれも難しい中小企業の実情に応え、取材・撮影・執筆・編集のプロが各社の専属チームとなって、強力にサポートするという。
具体的なサービス内容としては、以下に挙げるようなさまざまな企業コンテンツを、経験豊富なリスナー(聴き手・書き手)が定期的に取材し、「LISTEN」ウェブサイトや企業サイト、SNSに公開し、広くリーチを図っていくとしている。
- メンバーインタビュー
- 創業者や代表者の想い
- 働き方
- サービス開発秘話
- 社内行事などのレポート
- ユーザーの声
- 経営理念の深掘り
多角的な切り口から一つの企業の様々な側面にスポットライトを当て、会社説明会や面接だけでは伝わらないリアルな情報を求職者に提供する。また、第三者が取材をすることで、経営者や社員が気が付かなかった魅力を発掘するとのことだ。