フリーランスタレントプラットフォームを提供するランサーズは2019年5月22日、個人のビジネス経験やスキルを商品化し、売買できる「サービスEC」のリリースを初夏に予定しているビジネスパーソンの「スキル」の第一歩商品の事前登録を開始したと発表した。

個人のビジネス経験を商品として時間単位で売買

「スキルパッケージ」は個人のビジネス経験を商品として、時間単位で売買できる機能である。スキルを売りたい人は、自身のビジネス経験をもとに商品を登録し、出品することで販売が可能になり、出品から仕事の完了まではすべてオンラインで完結できる。

自分のスキルを出品するビジネスパーソンは、もっとも得意な領域で商品を販売することで、新たに収入を得ることができるようになる。今後、提供することで得られるさまざまなデータをもとに、AIスコアリングによるレコメンドを活用し、より一層個人が能力を発揮できる仕組みを提供するとのことだ。

「スキルパッケージ」の特徴は、以下のとおり。

  • レコメンドによって迷わずスキルを販売

    自身のビジネス経験(業種、職種、役割、スキル、経験年数など)を入力するだけで、その内容に応じて市場で求められる最適な商品内容と1時間あたりの報酬額を提案する。
    提案される商品内容と報酬額は、ビジネス経験に加え、過去にランサーズでやりとり取りされた仕事情報の相場を基に算出される。
  • 購入されるのを待つだけの手軽な工程

    登録された商品は、業種や職種などでカテゴライズされ掲載される。出品者は、出品した商品が購入されるのを待ち、隙間時間に進捗を確認することができる。
  • 納品物のいらない、時間報酬型

    ビデオチャットを使ったアドバイスという形で、個人が培った経験や知見を販売できる。

クリエイティブ職のような納品物ではなく、スキルを提供する「時間」を軸にやりとりすることで、これまで一部分でしかスキルを活かせなかったビジネス職も、最大限のパフォーマンスを発揮できる場となる。