マイボイスコムは、「モバイル決済」に関するインターネット調査を実施し2019年4月8日に調査結果を発表した。
それによると、スマホ決済アプリで直近1年間に支払った人は全体の2割(スマホ主利用者の3割)で、「コンビニエンスストア」での支払いが利用者の7割弱であることがわかった。
9割弱が未だに「現金」払い
直近1年間の商品・サービス(ネットショッピング除く)の代金の支払い方法は、「現金」が88.4%だった。「クレジットカード決済(カード本体やスマートフォンのアプリなど)」は68.8%、「電子マネー(カード本体やスマートフォンのアプリなど)」は50.6%だった。このいずれかに回答した、クレジットカード・電子マネーで支払った人は、全体の8割弱だった。
また、直近1年間に代金をクレジットカード・電子マネーで支払った人(全体の8割弱)のうち、「スマートフォンのアプリ・機能〔おサイフケータイ、Apple Payなど〕」で支払った人は17.7%であり、回答者全体に占める比率は、1割強となっている。
スマートフォンなどのアプリ・機能で支払う人は、男性や若年層での方が比率が高く、男性10・20代では4割弱、男性30・40代、女性10・20代では各3割となっている。
そして、直近1年間の代金支払い・決済時(ネットショッピング含む)の、スマホ決済アプリ・サービス利用者は全体の2割(スマートフォン主利用者の3割)だった。
男性や若年層での比率が高く、男性10~40代では各30%台となっている。「おサイフケータイ」は全体の6.0%、「楽天ペイ」が4.9%、「PayPay」「d払い」「モバイルSuicaアプリ」「Apple Pay」「LINE Pay」などが各3~4%である。
直近1年間スマホ決済アプリ利用者に占める比率をみると、「LINE Pay」「Apple Pay」などは10・20代、「おサイフケータイ」は男性40~70代、「楽天ペイ」は男性30代で高い傾向にある。
モバイル決済の利用意向は男性や若年層での比率が高い傾向に
直近1年間にスマホ決済アプリ利用者が、支払った場面は、「コンビニエンスストア」が69.4%、「スーパー」「ドラッグストア」「家電量販店」「ネットショッピング、ネット上のサービス利用」などが各2~3割となっている。
スマホ決済アプリ・サービスの利用意向(「利用したい」「やや利用したい」の合計)は21.7%、非利用意向(「利用したくない」「あまり利用したくない」の合計)は51.6%だった。利用意向は、男性や、若年層での比率が高い傾向で、男性10・20代では4割強と、高くなっている。一方、男性60・70代と女性50代以上などの高年代層では、非利用意向が6~7割を占め、年代差が大きくなっている。
※本調査は2019年2月時点のもの。
調査は、2019年2月01日~2月5日に、「MyVoice」のアンケートモニター10,099名を対象に行われた。設問数は7~9問(テーマによって異なる)、属性情報は32項目である。
<参照元>
『【モバイル決済に関するアンケート調査】』