ビジネス特化型スキルシェアプラットフォーム「ビザスク」を運営するビザスクは、2019年4月1日の働き方改革関連法施行に伴い、同社登録ユーザーに対して働き方への意識調査を実施、2019年3月28日にその結果を発表した。
この調査は、ビザスクが行っているビジネス相談である「スポットコンサル」における知見シェア活動がどう影響しているかを調べたものだ。
それによると、仕事への意欲に「変化があった」が64%で、そのうち「現職への意欲高まる」が7割越えることがわかった。
64%のユーザーが意欲に「変化があった」
まず、アドバイザーとして知見をシェアする活動が「仕事への意欲」に与えた影響を問う設問では、64%のユーザーが意欲に「変化があった」と回答した。
さらに「変化があった」555名(64%)のうち、7割を超えるユーザーが「現職への意欲が高まった」と回答し、経験を活かして他者の相談に応じる活動が、結果的にその経験を得られた現職への意欲向上につながっていることがわかった。
ユーザーからは、「現在の仕事で得る経験を有効活用できるよう、今の仕事に対してより高い次元で成果を出すことを目指すようになった。(30代・会社員)」、「今の自分の仕事が、新たなマーケットを生み出すキッカケになるかもしれないというワクワク感を体験できたことで、改めて自分の仕事に向き合うことができました。(50代・会社員)」といったコメントがあった。
自身の価値を可視化し自己研鑽の意識が生まれている
続いて、スキルアップ・学習意欲の変化を聞いたところ、“高まった”との回答は73%に上った。
同社では、自分の知見をシェアする短時間のアドバイザー活動により自身の価値が可視化し、さらにそれを磨こうという自己研鑽の意識が生まれているとみている
中には資格取得といった具体的な行動を起こしているケースも見られた。
ユーザーからは、「自分の専門性をより磨こうと感じた。また随時経験したことは棚卸しをして人にわかりやすく伝えられるよう言語化してまとめておこうと感じた。(30代・会社員)」、「自身の知見やスキルを見つめ直す過程で、不足している知識や整理できていない事を補うため、資格を取得している。(40代・会社員)」といったコメントがあった。
そして、定年・早期退職後のセカンドキャリアへの意欲を聞いたところ、意欲的になったユーザーは6割を超え、40代でも「意欲が高まった」との回答は6割を占める結果となり、将来のセカンドキャリアに対する中高年の意識の高まりが読み取れる結果となった。
ユーザーからは、「今月定年退職となる。転職を検討していたが独立しコンサルティングを中心とした仕事をすることを決心した。近々開業届を出します。(60代・会社員)」、「さまざまな会社の方々と話すことで、自身のキャリアを磨かねばいけないと再認識。資格取得の勉強や給与収入以外を高めたアーリーリタイアの人生設計を描くようになった。(40代・会社員)」とのコメントがあった。
※ビザスク調べ
本調査は2019年3月度時点のもの。
2018年にビザスクを通じ知見を提供した経験のある全国のユーザー867名を対象としている。
<参照元>
働き方改革関連法が施行!スキルシェアが働き方の意識に与える影響を調査 ~1時間のスポットコンサル提供で、約5割が現職への意欲が高まる~