テスティーは、若年層を対象に調査した結果を発信する「TesTee Lab」で、10〜20代男女1,808名を対象にファッションに関する調査を実施、2019年3月20日にその結果を発表した。

この調査は、10代男性428名、10代女性419名、20代男性481名、20代女性480名を対象としたもの。それによると、若年層はファッションに関する情報収集は「SNS」を利用しているが、女性の約4割が「雑誌」と回答したことがわかった。

ファッションの情報収集はSNSが最多

まず、ファッションに関する情報収集方法を調査した結果、各性年代において「SNS」がもっとも多く、10代男性で49.8%、10代女性で76.4%、20代男性で40.7%、20代女性で69.2%となった。

また、10代、20代ともに約4割の女性が「雑誌」からファッションに関する情報を収集していることもわかった。

「SNS」を利用してファッション情報を収集していると回答した人を対象に、「ファッション情報を収集する際に利用するSNS」を尋ねたところ、全性年代において「Twitter」、「Instagram」、「LINE」が挙がった。男性では「Twitter」利用者が最も多く約6割、女性では「Instagram」利用者がもっとも多く約8割となった。

次に、「ファッションアイテムを売ったことはありますか?」と聞いた。その結果、「(売ったことが)ある」と回答したのは、20代女性が最もっとも多く51.4%と半数以上がファッションアイテムを売った経験があることがわかった。

ファッション用品の販売、リユース時に利用したサービスについては、全年代で共通して第1位が「フリマアプリ」、第2位が「古着屋」、第3位が「リサイクルショップ」となった。

9割以上が「ユニクロ」を利用

流行に沿って安くて短いサイクルで提供するファストファッションに関する調査では、まずファストファッションの利用率を調査した。「(ファストファッションブランドの商品を)現在も購入している」との回答がもっとも多かったのは10代女性で80.7%、もっとも少なかったのは20代男性で64.2%、全体では約7割となった。

ファストファッションを現在も購入していると回答した人を対象に、所持しているファッションアイテムの中でファストファッションが占める割合を聞いたところ、「ほぼ全てファストファッション」、「ファストファッションが多い」と回答した人は全年代で54.6%と半数以上とになった。同社では、若年層間では今でもファストファッションが浸透していると言えるとみている。

そして、利用したことがあるファストファッションブランドを聞いたところ、「ユニクロ」と回答した人がもっとも多く、性年代問わず9割以上という結果になった。

また、女性においては「GU」も約9割が利用していることがわかった。

最後に、ファッションアイテムを捨てるタイミングを尋ねたところ、「痛んだりへたってきたら」と回答した人が性年代問わずもっとも多く、10代では約半数、20代では約6割という結果になった。

また、10代は成長過程ということもあり体型の変化が大きいことから、「サイズが合わなくなったら」という回答が多く、45.3%となった。

テスティーでは、早いスパンで買い替える前提で購入するファストファッションと若年層の相性はいいと分析している。

<参照元>
テスティー「テスティー、若年層男女1,808名を対象にファッションに関する調査を実施」
TesTee Lab