2019年1月29日、ウェルクスは、介護施設運営者と介護ロボットメーカーを繋げる介護ロボットマッチングサイト「介護ロボットONLINE」をオープンしたことを発表した。
介護ロボットとは、介護者の負担軽減や要介護者の自律支援などを担う機器・機械システムのことを指し、「移乗支援」「移動支援」「排泄支援」「認知症の方の見守り」などの4種類に分けられているとしている。
厚生労働省によるロボットの定義として、センサー(情報感知)、知能・制御(判断)、駆動(動作)の3つの要素技術を持つものとされており、介護に応用される機器・機械のシステムを広くロボットと呼んでいるという。
介護ロボットマッチングサイト「介護ロボットONLINE」とは
「介護ロボットONLINE」は、民間企業初のマッチングサイトで、介護施設運営者が各介護ロボットメーカーへの資料請求、試用依頼、営業担当へのコンタクトができ、介護施設運営者と介護ロボットメーカーをつなぐことが可能となる。
同社がこれまで運営していた「介護ロボットONLINE」では主に製品情報や介護ロボットメーカーへの取材記事、関連ニュース、補助金情報など介護ロボットを紹介するサイトだったが、今回のリニューアルでよりサイトへのアクセスやコンタクトなどが容易になるとしている。
また介護ロボットの介護施設での普及率について介護従事者を対象に調査を実施したところ、普及率は5.8%※¹に留まる結果だったとのことだ。
※1…2019年1月、当社サービス「介護のお仕事」ユーザーを対象にインターネット調査を実施、有効回答数379件
日本の要介護(要支援)認定者数は654.5万人※2で、今後増加することが予想されており、2025年にはその需要者数が推定245万人にまで膨らむと厚生労働省から発表されたという。※3
同社はこれらを踏まえて、新しく生まれ変わった「介護ロボットONLINE」を通じて、介護業界に少しでも役立っていきたいとしている。
※2…厚生労働省 介護保険事業状況報告(暫定) 平成30年9月分
※3…厚生労働省 第7期介護保険事業計画に基づく介護人材の必要数について
img:PR TIMES